いろいろなイベントが中止になって、休日に家に籠ることが増えてきました。今現在、図書館は2週間の閉館に入っているのですが、その直前、久々に足を運んで何冊か借りてきました。というわけで、岡倉天心著「茶の本」です。
一言でいうと、総合芸術としての茶道の理解を深める本。中国の宋の時代、栄西が抹茶を日本に持ち帰りました。宋は滅び、中国では抹茶の習慣はなくなったけど、その精神性も含め日本の茶道に引き継がれたということのようなのです。その根底にある道教という思想、宇宙や自然の捉え方が、私の発想と少し似ている・・・茶道はまだまだ奥が深いですね。
こんな風に浴衣を着て、自然光で紙の本を読む休日を過ごしていると、土日にスケジュールで一杯の日々が懐かしいです。