嵐のような雨音と「おもてなし茶の湯」

 明日から二十四節気の白露。冷え込んだ空気が露となって草木に宿る季節。でも実際は、まだまだ暑い日が続いていますね。今日は雷や嵐のような雨を窓の外に感じつつ「おもてなし茶の湯」を開催いたしました。

 

 お菓子は「着せ綿」花見製をお出ししました。着せ綿は、重陽の前夜、菊の花の上に真綿をのせてその露を移し取り、翌朝その真綿で体を拭って長寿を願う風習です。平安時代から宮中で行われていたそうです。

 

 ご参加者のお一人は、20年ぶりの茶道とのことで、誰でも気軽に楽しめるテーブル茶道にご興味をお持ちになったそうです。マットを時計に例える配置がとてもわかりやすいとのご感想でした。もうお一人は、介護施設に勤務なさっていて、施設を利用されている方々にお茶を点てて差し上げたいとの想いから、ご参加されたそうです。お二人とも静かにお茶を点てていらして、外の嵐とは対照的でした。

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